オラリティとリテラシー

オラリティとリテラシー

 

 歴史的にはオラリティ(口語)が支配する世界からリテラシー(文章)が支配する世界へと進化を遂げた。前者は記憶の時代、後者は記録の時代。前者はオラリティ能力の高い人間が支配する世界、後者はリテラシー能力の高い人間が支配する世界。会計はいずれの時代にも存在し、簿記は後者の時代の産物。現代社会は、リテラシー能力の高い人間と、オラリティ能力の高い人間と、いずれにも劣る人間で構成されている。会計教育はリテラシー能力の向上を目的とするが、オラリティ能力を正当に評価しきれていないかもしれません。両者を含んだリテラシー教育が必要なんだと思う。




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